睡眠検査治療
いびき・睡眠時無呼吸症候群外来
- 受付
お持ちになった物を受付へお出し下さい。 - 予診
問診表をご記入頂いた後、身長・体重・血圧・体温・腹囲をスタッフが 測定させて頂きます。
その後、睡眠に関する自覚症状がどの程度あるかをお調べする為、さらに詳しい問診を口頭にてお答え頂きます。 - 診察・検査
問診表等を基に診察を行い、レントゲン検査(胸部撮影により肺疾患等を調べます)、肺機能検査(喘息の有無等を調べます)、鼻腔通気度(鼻閉の有無等を調べます)・心電図検査(不整脈や狭心症を調べます)、エコー検査(頚動脈、心臓、腹部の動脈硬化や心機能等を調べます)、血液・尿検査(合併症の有無を調べます)等を行います。 - 次回の予約
まずご自宅で行える簡易睡眠検査を行い、これらを総合して診た結果、精密睡眠検査が必要と診断された場合には、夜間睡眠検査を行います。

精密PSG検査
検査時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
18:00-6:00 | × | × | △ | × | ○ | × |
1. 検査の流れ

・検査当日
検査当日は午後6時までにご来院下さい。
・検査翌日
翌朝は午前5時頃の起床となります。
2. 用意してあるもの
タオル・スリッパ・シャンプー・リンス
ボディーソープ・歯ブラシ・歯磨き粉
髭剃り・ドライヤー
※ パジャマは各自で用意して下さい。
有料(500円)でお貸しすることもできます。
3. 精密PSG検査の注意点
・寝返りをうつことも、途中でトイレに行くこともできます。
・検査担当者が別室にてモニタリングしておりますので安心してお休み下さい。
・痛みを伴う検査ではありません。
・検査当日、18時半に来院し、翌朝6時頃終了しますので仕事後に来院し、そのまま職場に行くことができます。
・検査時間はお仕事の都合に合わす事ができます。スタッフにご相談下さい。
当院検査室の特徴
1.完全個室
完全防音、バス、トイレ完備
2.シモンズのセミダブルベット
ホテル仕様
3.専門検査技師による監視下による安心・安全・精度の高い検査

<夜間精密PSG検査>
・睡眠中の脳波、呼吸状態、SpO2、胸部腹部の呼吸運動、睡眠中の体位、心電図、眼球運動を調べる検査です。
・睡眠中の呼吸状態、睡眠の深さや質がわかります。
・睡眠脳波( C3-A2・C4-A1・O1-A2・O2-A1 )
・眼電図( LOG・ROG )
・頤(あご)筋電図
⇒睡眠中の脳波測定
(睡眠の深さ、覚醒、REM睡眠)
・フローセンサー(口・鼻の気流)
⇒呼吸状態(無呼吸・低呼吸)
・呼吸努力( 胸部、腹部)
⇒胸・腹部の呼吸運動の有無
・いびきセンサー
⇒いびきの有無
・SpO2センサー
⇒血液中の酸素の状態
・体位センサー
・心電図
・脚筋電図( 前頚骨筋)
⇒PLM、RLSの鑑別
精密PSG検査でどんな疾患が診断できるのか?
1.睡眠時無呼吸低呼吸症候群(SAS)
循環器疾患に合併する睡眠時無呼吸(OSA,CSA)
慢性呼吸不全に合併する睡眠時呼吸障害
2.ナルコレプシー
3.特発性過眠症
4.周期性四肢運動障害
5.REM睡眠行動障害
6.不眠症などの睡眠障害
簡易検査
<在宅検査>
・睡眠中の呼吸状態、SpO2を調べます。
・睡眠中の呼吸状態がわかります。
精密検査(PSG検査)
<夜間検査>
・睡眠中の脳波、呼吸状態、SpO2、胸部腹部の呼吸運動、
睡眠中の体位、心電図、眼球運動を調べる検査です。
・睡眠中の呼吸状態、睡眠の深さや質がわかります。
CPAPタイトレーション
<夜間検査>
・CPAP導入し、3〜6ヶ月後くらいに行います。
・CPAP使用時における睡眠中の呼吸状態、睡眠の深さや質が
わかります。
・CAPAの処方圧を決定します。
・CPAPを装着しPSG検査を行います。
・無呼吸や低呼吸などをなくし、良質な睡眠が得られる圧を決定
します。
- 入院検査は、
・寝返りをうつことも、途中でトイレに行くこともできます。
・検査担当者が別室にてモニタリングしておりますので安心してお休み下さい。
・痛みを伴う検査ではありません。
・検査当日、18時半に来院し、翌朝6時頃終了しますので仕事後に来院し、そのまま職場に行くことができます。
・検査時間はお仕事の都合に合わす事ができます。スタッフにご相談下さい。



睡眠ドック(PSG検査)のご案内
1.PSG検査の流れ
・検査当日
検査当日は午後6時までにご来院下さい。
・検査翌日
翌朝は午前6時頃の起床となります。
<用意してあるもの>
バスタオル・フェイスタオル・スリッパ
シャンプー・リンス・ボディーソープ
歯ブラシ・歯磨き粉・髭剃り・ドライヤー
2. 検査結果
・検査のデータを解読します。
・検査後2週間で解析致します。
・解析スケジュールにそって外来予約を致します。
3. 外来再診
・解析の済んだ検査結果の説明と、今後の方針に
ついて医師と話し合って頂きます。


CPAP外来の実際
毎月の外来ではCPAP機に内蔵されている「データカード(装着時間、適正圧、AHIの推移、マスクのリーク度合等を記憶)」を,、予約日の7日前に当院が用意する封筒に入れ投函して下さい。解析しました機器データと合わせ治療効果(体重等のBMI、血圧の改善等のバイタルの経過データ)を電子カルテ画面で患者さまと確認しながら問題点を検討し、今後の治療方針を決めていきます。



患者様の適正に合わせ各種のマスクや加湿器等、最適な機器、器具を選定する事が出来ます。治療方針に沿って専門スタッフが機器の利用法、治療方法を常にサポートする体制を取っております、何時でもお気軽にご相談下さい。


睡眠時無呼吸症候群の治療
・生活習慣改善、マウスピース、CPAP、手術等の治療で睡眠中の上気道の狭窄を改善してから、精密PSGで調べると呼吸も安定し、睡眠の分断が改善されることが分かります。
・これらの治療は眠気、頭痛等の症状を改善し、生活習慣病の予防にもなります。
治療方法
1.CPAP療法
・睡眠時に鼻マスクより空気を送り、閉鎖した気道を広げて呼吸を維持する治療法で有効性安全性が高く、現在最も普及しています。
・機械の使い方、マスクの使い心地を確認しながら行います。
・マスクの種類は何十種類もあります。機械の風圧の設定も様々です。
・使いやすくなるまで睡眠検査技師が設定や調整を行います。
・診察と機器代で、毎月5,000円弱(3割負担)の費用がかかります。
・CPAP療法を開始したら、約3〜6ヶ月後に再び精密PSG検査で確認します。
・定期的な精密PSG検査は、1〜3年に1回を目安に行っています。
2. マウスピース療法
・睡眠時に顎と舌を前進させるように工夫されたマウスピースを装着することで気道を確保し、いびきや無呼吸を軽減します。
・歯科で製作します。専門の歯科医へ紹介いたします。
3. 外科的治療
・扁桃腺や軟口蓋の肥大が無呼吸の主因となる場合に、肥大部位を切除して気道を確保する手術です。

CPAP療法

マウスピース療法

外科的治療
CPAP療法
・外見は馴染まない印象を与えるでしょうが、改良洗練されていて特に鼻マスクの感触はソフトタッチです。
・睡眠時無呼吸症候群の患者さまが気持ちよく眠れるのを経験すると、手放せなく感じたり、もっと圧を上げたくなったり、更に馴染んできます。
機械の中のモーターが、ちょうどドライヤーのように、空気のフロー(流れ)をつくることで気道の内圧を上げ上気道の閉塞を防ぎます。
・この方法は、挿管せずに、マスクで行う非侵襲的人工呼吸器にまで発展して、酸素濃度や気道内圧を調節することで呼吸不全の治療でも、革命的な威力を発揮しています。

睡眠時無呼吸
睡眠時無呼吸症候群は、舌が気道をふさぐなどの原因により気道が閉塞し、無呼吸になります。

CPAP療法
CPAPは鼻マスクを介して、一定陽圧の空気を送り込み、上気道を広げます。広げるための圧力は患者さま個々に異なります。
CPAP外来
・毎月の外来ではCPAP機に内蔵されている「データカード(装着時間、適正圧、AHIの推移、マスクのリーク度合等を記憶)」を、予約日の7日前に当院が用意する封筒に入れ投函して下さい。期日内に投函するのをお忘れになられた場合は、来院時に受付に渡していただければ、その場で解析いたします。
・解析しました機器データと合わせ治療効果(体重等のBMI、血圧の改善等のバイタルの経過データ)を電子カルテ画面で患者さまと確認しながら問題点を検討し、今後の治療方針を決めていきます。
・患者様の適正に合わせ各種のマスクや加湿器等、最適な機器、器具を選定する事が出来ます。
・治療方針に沿って専門スタッフが機器の利用法、治療方法を常にサポートする体制を取っております、何時でもお気軽にご相談下さい。
・CPAPタイトレーション(CPAPを付けて精密PSG検査を行います)
CPAPを導入し、約3〜6ヶ月後くらいに行います。CPAP使用時における睡眠中の呼吸状態、睡眠の深さや質がわかります。
無呼吸や低呼吸などをなくし、良質な睡眠が得られる圧を決定します。
睡眠時無呼吸症候群以外の睡眠障害の精査を行います。
脂質代謝検査
クッキーミールテスト

原材料名:小麦粉、バター(乳成分を含む)
水飴、卵/膨張剤
内容量:12枚
栄養成分表示(1食(120g)あたり)
・熱量 592kcal
・たんぱく質 8.5g
・脂質 28.5g
・炭水化物 75.5~79.0g
・糖質 75.0g
・食物繊維 0.5~4.0g
・食塩相当量 0.3g
1. 手軽で実用的なクッキータイプ。
2. 日常の食生活で口にするものを原材料としており、体内での消化・吸収も普段と同様に行われます。
このような方々に負荷の実施をおすすめします。
- 糖尿病疑い
- 耐糖能異常疑い
- 肥満・内臓脂肪(メタボリックシンドローム)
- 高インスリン血症疑い
- インスリン抵抗性疑い
- ダンピング症候群や反応性低血糖疑い
- 高血圧、循環器疾患、高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病
クッキーミールテストの実施方法
1.ご用意いただくもの
・クッキー1食(1,000円)
・飲料:お水またはお茶、コーヒー(砂糖・ミルクは使用不可
2. 実施方法

- 空腹時の採血をします。
- クッキーを食べます。摂食時間は15~20分を目安にします。(最大30分)
食べにくい方でも50%を少なくとも10分以内に食して頂き、残りはその後20分以内に食していただくと負荷試験としての基準が達成されます。
クッキーを半量摂食した時を0として、1時間後、2時間後の採血時間を決定します。
・残りの半量も続けて食べます。 - 1時間後の採血をします。
- 2時間後の採血をします。
道路交通法改定と睡眠障害
平成26年6月より道路交通法が一部改訂されました 。
では、いったい何が変わったのでしょうか?
それは、運転免許の交付や更新を拒否する理由として、一定の病気の方を的確に把握するための法的整備がなされました。
その中の1つとして、
「重度の眠気を呈する睡眠障害」という項目が含まれています。
具体的な改訂点は以下のとおりになります。
- 運転免許証の取得や更新時、重度の眠気がある(あった)にも関わらず故意に公安 委員会の質問表に『いいえ』をつけた場合、罰則の対象となることがあります。
→ 懲役1年以下、もしくは罰金30万円以下とかなり重い罰則! - 眠気の自覚があるにも関わらず診断、治療を受けていない場合、免許証の交付や更新が保留されることがあります 。
診断、治療を開始されるまで約3か月を目途に保留されるようです。
眠気などの自覚がありながら先延ばしにされている方や、それにより事故を起こされた方などが対象となるのではないかと思われます。慌てて病院を受診し、「すぐに診断をつけてほしい!」と仰っても、検査予約の都合ですぐには出来ない事が予想されます。このような事態となる前に受診されることを是非ともお勧めします。
この道交法改訂以降、交通事故にて警察より免許証の保有につき(運転中に眠くならないかの判断材料として)診断書の提出を求められことが急増しております。また、更新時にも診断書の提出を求められる事も増えてきました。
治療効果の目標!
CPAP治療をされている方は、一般に症状が改善するであろう言われている十分な治療の目安として 、
①1日4時間以上の使用 ②月70%以上の使用
この2点があげられます。
睡眠障害にて内服治療をされている方は、確実な服薬にて眠気のコントロールが十分なされている状態をさします。
睡眠障害(過眠症)の方の注意事項!
特発性過眠症やナルコレプシーなどの睡眠障害で内服治療をされている方は、お薬を服用しない日は絶対に車の運転をしないで下さい。
服用せずに運転して事故を起こした場合、それは重大な過失として取り扱われています。
有罪となった判決ポイントの1つに、
「薬を服用しなければいけない事を分かっているにもかかわらず、薬を飲まずに運転して事故を起こしたことは重大な過失に値する!」
と述べられています。ちなみに運転した距離や時間は一切含まれていません。
十分な治療を!
これらは十分な治療がなされていれば、免許証所持に問題(心配)はありませんのでご安心ください。(但し、診断書の提出を求められる場合があります。)
治療にて眠気を抑えることができるのであれば、それは十分に行われるべきといった社会的義務や責任を求められる時代となってまいりました。
ご自身の身を守れるのはCPAPであれば使用状況、睡眠障害は服薬状況が全てです。
治療効果の目標!
CPAP治療をされている方は、一般に症状が改善するであろう言われている十分な治療の目安として 、
- ①1日4時間以上の使用 ②月70%以上の使用
この2点があげられます。
睡眠障害にて内服治療をされている方は、確実な服薬にて眠気のコントロールが十分なされている状態をさします。
睡眠障害(過眠症)の方の注意事項!
特発性過眠症やナルコレプシーなどの睡眠障害で内服治療をされている方は、お薬を服用しない日は絶対に車の運転をしないで下さい。
服用せずに運転して事故を起こした場合、それは重大な過失として取り扱われています。
有罪となった判決ポイントの1つに、
「薬を服用しなければいけない事を分かっているにもかかわらず、薬を飲まずに運転
して事故を起こしたことは重大な過失に値する!」
と述べられています。ちなみに運転した距離や時間は一切含まれていません。
十分な治療を!
これらは十分な治療がなされていれば、免許証所持に問題(心配)はありませんのでご安心ください。(但し、診断書の提出を求められる場合があります)
治療にて眠気を抑えることができるのであれば、それは十分に行われるべきといった社会的義務や責任を求められる時代となってまいりました。
ご自身の身を守れるのはCPAPであれば使用状況、睡眠障害は服薬状況が全てです。
睡眠不足が影響している場合
医療の面からは治療の一環として睡眠時間の確保が必要という判断となり、「睡眠不足症候群」という病名になります。道路交通法の見解からすると「過労運転等」として交通違反の対症となる可能性があるようです。
過労運転、調べてみるとその罰則は重く、居眠り運転をしてしまうほどの状況とのことから、酒気帯び運転とほぼ同様の罰則となっています。
運転免許取得や更新の際、ご自身の眠気や病気、治療の状況などの申告についてご不明な点がございましたら、免許センターもしくはお近くの警察署へ問い合わせください。
堂々と運転するために!
今回の道交法改訂後、更新時に診断書をもらってくるよう言われる方や事故により警察より診断書の提出を求められることが明らかに増えてきました。
診断書にウソは書けませんのでCPAPをご使用の方は十分な使用をお願いします。
無呼吸などの病気があるから免許証を与えない(保留や取り消しなど)ということではありません。
十分な治療を受け症状が改善されていればどうぞ遠慮なく免許証をお持ちください! 繰り返しになりますが、治療が不十分であったり服用していない等の状態であれば運転を控えてください(場合により交付の保留)。